「母なる大地」
レオポルド・G・シュトルベルク詩 Y・C・M邦詩
この世は息苦しい。死の眠りがほしい。
死の息吹が吹いて来る。萎えた葉が地に沈む。
月の光も、露のしずくも、墓場へ、花園のように。
でも、涙が落ち、やさしい希望の光が。
母の愛に包まれて、ものはみな地に沈む。
間近に見つめて、母の膝に憩おう。
鮮やかな眼の光、身に浴びたまま憩おう。
→「文化史的考察4」へ戻る