2005年夏の例会
演奏 フィルハーモニーカンマーアンサンブル
チェロ 黒川正三 ピアノ 黒川文子
曲目 アルぺジョーネとピアノのためのソナタ D821
歌曲集「美しい水車場の娘」D795 より
第1曲、3曲、6曲、11曲、14曲、18曲、20曲
ピアノのためのソナタ 変ロ長調 D960
時 2005年6月21日(火) 19:00開演
場所 松尾ホール
この日の圧巻は、何よりもチェロによる「美しい水車場の娘」の演奏でした。
言葉のない歌を歌うことの難しさが、或いはもどかしさが、却って恋をし、恋を失う若者の心を
見事に表現しえたのは、そしてまた、演奏する(伴奏ではなく)ピアノがはっきりと自己主張し、
その表現を浮き彫りにして見せたのも、、「チェロが歌う」という黒川さんの挑戦の賜物だったと
思います。
五月女さんの、思いがけないピアノを使った、ピアノによる描写の解説も相俟って、
いかにもシューベルティアーデらしい例会になったと思います。
この解説は、例によって原稿 でお楽しみください。