「宿屋」(「冬の旅」第二十一曲)
W・ミュラー詩
Y・C・M邦詩
死者たちの眠る墓に来た
ここで眠ろうと足を止めた
草葉の蔭で死者が招く
疲れた人よ、ここに憩え
この宿には空き部屋がない?
倒れるほど疲れてるのに
つれない死者よ、追い出すのか?
それなら旅を続けるまで
果てない旅をまた続けよう
→「冬の旅・目次」へ戻る